しなやかにぶれずに

弁護士を目指す社会人です。

002 論文の模範答案

ロー在学中、若手の先生に「論文の型」について素朴に訊ねたところ、曰く「論理的であれば自由に書いたらいいよ」と仰っていました。

しかし、最近思うのは、適切な解答の論理的な流れ(答案構成)にバリエーションなんかほとんどないということです。能力の高い人であれば誰が書いても、一定の流れ(模範答案)に収束するのではと感じるのです。「結論はどちらでもいい系」の問題は、場合分けによる分岐は有り得るでしょうけどね。

自分は理系でしたが、よく考えれば数学の証明問題も、美しい答案は他を寄せ付けない一本道だったと思い出してみたりします。